2025.03.17

女性にラストマンシップを

「結局、営業が数字つくらないとその他の人も仕事がないですからね」

ある企業様の女性活躍推進のコーチングの面談で発せられた女性管理職候補者の言葉が胸に刺さっている。

日本の女性は男性の賃金と比較すると平均で約75%。

背景には管理職の女性が少ないという理由以外に男性の長時間労働、女性の子育てによる給与減や非正規女性が多いなど要因は絡み合っている。

ただ私は根本的には自分で数字を創る仕事の経験が乏しかったり、目標達成のために仕事を取る努力をしたり、プロジェクトを責任を持ってまわそうという自覚や能力が不足している、と感じる場面が多い。

自分で最後までやり切る力、端的にいうとラストマンシップという精神かな。

もちろん、それは教育されてこなかった、経験を与えられなかった、ということもあるだろう。

一方で、2月、3月春のシーズンは弊社は育休からの復帰のキャリアコンサルティングの面談が続く。
業務量の減や責任を回避したいという女性のキャリア面談が続く。

私が経験した10年前に比べれば遥かに両立はしやすくなっている。だけど、女性のキャリア意識は向上したのか?

個人が尊重される時代。一人ひとり違う人生だから、正解はないし、道も真っ直ぐでも、一つでもない。

だけれど、労働力人口が不足する時代において組織として、企業として社会としては目指す方向がある。

やること山積の春。