2025.09.01

誰が休んでもまわる職場の本当の意味

「誰が休んでもまわる職場」

昨今、この言葉は男性育休取得のコンサルの現場や研修などでよく使う。業務の属人化を防ぐためのさまざまな取り組みを総称した言葉だ。
だが実はもっと本質的な意味を考えると、「誰もがリーダーシップを発揮している職場」ではないかと思う。
日頃からリーダーが引っ張らなくても、指示しなくても一人ひとりが自律し、セルフリーダーシップを発揮している職場。

それが本当に “まわる”職場なのだと思う。理想論だと言われてしまうが、それが本来の自律型人材の組織だと思う。

これは単なる業務の属人化の解消といった両立支援や働き方改革に関わるだけでなく自律型人材育成のあり方に深く関わると思う。
誰がすぐにいなくなってもいいように、リーダーシップとフォロワーシップの強化が大事な時代なのだ。

誰かが不在になっても、チームが自律的にカバーして動ける。
そんな状態をつくるには、日頃から「見える化された判断基準」をもとに判断する経験をしたり、リーダーの代行経験の積み重ねが必要。
そういった経験を20代のうちから積み重ねておくことで、視野が広がり、視座が高くなり、責任感も生まれる。
そうしたポジティブな循環が、変化の時代でも揺るがない組織の基盤になるのではないかと思う。

周りに迷惑をかけるから長期で休めない、というのではなく、普通にみんなが長期で休むからこそ、自分の持ち場だけでなく、
はみ出た部分もカバーできるようにしておく。そんな人材育成のあり方が必要ではないか、と常々思う。